2005年03月07日

3月の読書予定は

2月24日に読み始めた「Connective Selling」は通勤時間帯+αながら142ページまで進み、あと4章40ページほどを残しているところ。
簡単にいえば、一回限りの売り込みではなく顧客との信頼関係に基づく長期的な関係を確立するための営業ノウハウを紹介している。読了後に改めて感想を書こうと思うが、いわゆる営業本を読んだことのない私には新鮮だ(余談ながら、通勤電車で「売れる営業はここが違う! 20の法則」といった類の本を読んでいるのを見かけると、”ああ、この人は「売れない営業」なんだな”と思ってしまう。読んでいる本人はまったく気にかけていないのだろうか?)。

さて、Amazonの先日納期表示について書いたが、結局は件のエントリを書いたその日に3冊が出荷され、翌日に受け取ることができた。なんだかんだと文句を書いたものの、出荷案内のメールで日通の問い合わせ番号がわかるのは実に便利だ。どうせ日中は受け取れないのだから、予め配達時間を夜間に指定し直しておくことで確実に受け取ることができる。
今回の3冊は次の通りだ。
 Cliff Atkinson著 「Beyond Bullet Points」
 Stephen Brown著 「Free Gift Inside!!」
 W.Chan Kim, Renee Mauborgne著 「Blue Ocean Strategy」
3冊目は先日ネタにした、注文したら1年後の納期が帰ってきたもの。サポートの回答によれば、結局のところ返信納期の単なる間違いだったそうだ。

「Beyond Bullet Points」は、PowerPointによるプレゼンテーションのさまざまなTipsを読むことのできるweblog「Beyond Bullets」の書籍版。当初はweblogと同じタイトルを考えていたのだが、銃器に関する本と勘違いされる可能性があるということで変更になったらしい。
すでに第1章はWEB上で無償公開されており読んでいるのだが、全部で200ページ強にわたり、効果的なプレゼンテーションのテクニックが紹介されている。読むというよりは使う本なのだろうが、著者による予告以来半年以上も待っていた本なので、実に楽しみ。「Connective Selling」の次はこれになる予定だ。

そして2冊目は2月中旬から納期がずれ込んでいたもの。
実のところ、これを買うのは少し迷っていた。なぜなら、すでにルディー和子氏による翻訳版が『ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!』として1月に発売されているから。もともとは店頭でこれを見かけて興味を惹かれたものだ。
Amazonのレビューを見ると原書も翻訳版もかなり良い評判のようだ。文字がつまり気味でしかも厚いのが不安材料だが、いざとなれば翻訳版を買ってあわせて読めば良いだろう。

さて、3冊目は以前も触れたとおり、HBR(Harvard Business Review)の記事として抄訳が掲載されたもの。
同じ商品・同じサービスでの競争を避けて、新たな市場を切り開く「ブルー・オーシャン戦略」の実例を分析し、その重要性を説く一冊。多くの企業が価格競争に疲弊する一方で、いくつかの企業がうらやむばかりの高収益を挙げているのはなぜか。単純な模倣やノウハウ化が可能な領域とは思えないが、イノベーティブな組織を意図して作り上げるにはどうすれば良いのか、というテーマ領域についてはもう少し深く考えてみたいところであり、これまた期待の本なのだ。

3月中に3冊を読み終えられるかどうかは微妙なところだが、一応の目標としておきたい。とりあえずは「Connective Selling」を読み終えることが先決。
Amazonに注文済みで、おそらく今月中に出荷されそうなのがさらに2冊あるので、少なくとも2冊は片づけたいのだが...

Posted by dmate at 2005年03月07日 19:45 | TrackBack
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