以前のエントリーでも触れたが、アクセス解析サービスのおかげで、weblogへの訪問者がどんな検索語による結果からおいでになったのか、知ることができる。予想通りの語句もあれば、驚くようなものもあって毎日楽しみだ(左上のカウンタでお気づきの通り、このサイトは毎日10名の訪問があるかないかの超マイナーサイトである。したがって検索語も多くて10種類程度なので細かく見ることができるのだ)。
予想通りだったのは、「MuVo 分解 マイクロドライブ」などといった組み合わせで、マイクロドライブが使えるデジタルカメラのユーザーにとって未だにホットな話題なのだと実感できる。おそらく4GBのマイクロドライブの取り出し方や設定方法などの情報が求められているのだろうから、あっさりとしか触れていないのでがっかりされているだろうと思う。罪滅ぼしに書いておくと、私が分解を行った際に参考にさせていただいたのは「しろぎん」さんの「加賀屋快讃物店 写真倉庫」内にある夢の4GB Microdrive入手方法というページだ(トップページからのリンクはないようだ、私はGoogle検索で直接たどり着いた)。写真付きで手順がくわしく書かれており、ここをご覧になればほぼ問題なく作業は可能だろう(もちろん、自己責任でお願いする)。わかりやすく解説してくださった「しろぎん」さんにこの場を借りてお礼申し上げる。
逆に予想を大きく外れたのは、「新幹線 のぞみ グリーン席」といった組み合わせでの訪問が毎日のようにあることだ。これは一体どんな情報を探しているのか、あまりよくわからない。想像するに、「有利な価格でグリーン車に乗る方法」をお探しか、あるいは「グリーン車はどのくらい快適なのか知りたい」といったところだろうか。
いずれにしても、私のエントリーはお役には立てない。なにせ、「空いているのだから当日の乗車変更を格安にしてほしいな」と書いてあるだけなのだから。意図した結果ではないとはいえ、申し訳ない。軽い読み物として楽しんでいただけたら、と願うばかりである。
やっぱりな、といったものもある。「CCCD対応ドライブ」「DVDコピーの方法」といったものだ。もちろんこれらはCCCDやDVDをリッピングして複製を作るための情報を求めたものだろうが、残念ながらその手の情報もこのサイトにはない。CCCDに関していえば、通常の音楽CDからWAVファイルを取り出すのと全く同じ手順で”できてしまっている”だけだし、DVDのコピーには全く興味がない(正確には、DVDレコーダーで録画した番組を再エンコードしてPDAで持ち歩く方法になら、関心はある)。購入したDVDビデオをリッピングしてPDAやPCで鑑賞したいというニーズが大きいのか、あるいはレンタルDVDをコピーしようとしているのかはわからないが、いずれにしてもその手の情報が必要ならば他をあたっていただかざるを得ない。
これまた予想の範囲ではあったが「エロ記事」「エロ新聞」などというのもあった。同じエントリーにたどり着いた検索語には「矜持」というのもあり、一体どちらのニーズにかなっていたことだろうか。おそらく前者ではないのだが。「女子高生」とか「AV女優」などに関係したエントリーを増やせば、アクセスが増えるだろうか(もっとも、居着いてくれる確率は低そうだが)。
他にも書名などから検索し訪問くださる方が毎日少数だがいらっしゃる。「重要顧客マネジメント」と「プライシング」が目だったので、おそらく営業管理者やマーケティング担当者の間では評判になっている本なのだろう。
私も今回、「9・11ジェネレーション」についてのエントリーを書く際に著者名での検索を試みたが、オンラインブックストアを除くと検索結果は意外に少なかった。少ないということは、需要に応えれば読んでいただける機会が増えることでもあり、書評のコンテンツはこれからも充実させていきたい(とはいえ、読み終わらないと書けない上に、読み手としての力と書き手としてのそれの双方を求められるので、なかなかプレッシャーのきついコンテンツであることは確かだ)。
一眼レフデジタルカメラの普及に伴い、「D70 レンズ選択」「EOS Kiss Digital 望遠」といった検索語も良く出てくる。私が8年前に一眼レフを久しぶりに購入したときには、店頭で勧められるがままに安価なWズームセットと一緒に購入したのだが、じっくりと検討して購入する方が増えているのか、それとも2本目、3本目のレンズ選択の参考情報を求めているのか。
私自身は、あまりレンズのボケ味だとか、解像感だとかにはこだわらぬ方だ。もちろん、比較すれば高性能のレンズでしっかりと撮った写真の方が良いことは認めるが、自分の手の届く範囲で納得できる性能があれば満足するたちなのだ。
結局、どの検索語からの訪問者にも、有益な情報は提供できていない、というのは確かなようだ。情報サイトや新商品評価サイトではないのでそれ自体は問題ではないのだけど、コメントやトラックバックも少ないのでまだまだ読み物としての魅力にも乏しいのだろうと反省するしかない。
アクセス数については冒頭に述べたとおり毎日10名ほどで、問題にもならない数だが、続けていればじきに増えるという側面もある。焦ってあれこれとプロモーションをかけても仕方あるまいが、気に入ったweblogとの交流は増やしていきたい(最近帰宅が遅くなりがちで、エントリーを書いて確認していると他のサイトをじっくりと読んだりコメントを書いたりというのがどうしても後回しになってしまう)。まあ、仕事ではなく趣味なので、無理のない範囲でぼちぼち続けて行ければ、と構えているところだ。