2004年03月19日

空港のお店は検査通過後に

年中飛び回っているというほどではないものの、出張は比較的多い方だ。一時は新幹線ばかりだったが、このところあちこちの空港を使うことも増えてきた。
かなりの回数乗っているにもかかわらず、飛行機というのは、未だに私を緊張させる乗り物だ。20分前に行けばいいとはわかっていても、なんとなく余裕を見て1時間程も前に空港に到着してしまうことが多い。最近では手荷物の検査にかかる時間も増えており、どうしても早めに空港に到着して検査を通り、出発を待つことが多くなっている。

それゆえ、空港で時間を持て余すことが結構多い。しかも、時間があるといっても30分程度なので、まあちょっとお茶でも一杯、というくらいなのだ。
こんな時に、空港の施設の充実度によって、余った時間の過ごし方は大きく異なる。古い建物がそのままの地方空港だと、古臭い喫茶店があるくらいでろくに時間もつぶせないところがある。私が比較的良く使うある空港もこのタイプで、土産物店さえ15分もあれば見終わってしまうし書店もない(雑誌程度は売られているが)。こんな空港で中途半端に時間が余ってしまうと、途方に暮れてしまうのである。
手荷物検査の通過後にゆっくりお茶が飲める空港は決して多くない。特に地方空港などでは小さな売店がある程度だ。

やはり空港には、土産物店のほかに小ぎれいで気軽に使える喫茶店(ないしはカフェ)と中規模の書店、そして清潔な待合室やベンチは欠かせないものだ。開放された喫煙所があるなど論外で、臭いや煙が漂ってきてとてもくつろげたものではない。
有料のビジネスセンターなども増えてはいるが、私達に必要なのは仕事場だけではない。カフェだけでなく有料の読書室やサロン、あるいはマッサージサービスなどがあっても良いと思う。そして、これらの施設は、どちらかといえば土産物店や喫茶店などは検査後の出発ロビーに増やしてほしい。機内持ち込み手荷物を増やしたくないという事情もあるのだろうが、検査を簡略化することはできにくい以上、検査を早めに通過して出発ロビーでのんびりしてもらう施設づくりが必要なんじゃないかと思う。書店なども多くの客は機内で読むために買うのだから、わざわざ外に置く必要はないだろう。
空港への見送り・出迎えの客が使う施設も必要なのだろうが、空港はやはり飛行機の利用者のためのものだ。今ある空港を改装するのはそう簡単ではないだろうし、費用面のハードルも高いのだろうが、なんとかならないものだろうか。

Posted by dmate at 2004年03月19日 21:38 | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?